宅建の過去問

宅建の試験に確実に合格するには、
どんな問題が出題されても最低7割以上は得点できる地道な努力が必要です。

とはいっても仕事が忙しい社会人の方ですと、なるべく効率の良い、ムダがなくてかつ合格に必要な力がつく勉強を望まれることでしょう。私はそのために一番大切なことは、テキストと過去問集の扱い方を、きちんと解っていることだと思っています。

どちらも試験合格には欠かせない教材ではありますが、
使い方をまちがえると、効率的に学習を進めことはできません。


このポイントははっきりしています。「過去問中心」の勉強を心がけることです。初学者の方が、潔癖になり過ぎて基本テキストにこだわると、多分半年や1年では勉強が終わらないはずです。


ではなぜ過去問が大事かといえば、過去問は、試験にもっとも出やすい問題の宝庫だからです。もちろん設問の内容は毎年書き換えられていますが、問題の趣旨や論点という観点から見ますと、宅建の試験はその7~8割が、過去問をもとに作られているのです。


また基本テキストも、実は過去問を元に作られています。このことを知っておくことは大切です。資格のテキストは歴史や理科の教科書とは本質的に異なるのです。


つまり宅建の基本テキストは、宅地建物取引主任者の世界の一般を語っているわけではなく、あくまで過去の試験の解説書として、過去問に後付けで作られているのです。そして過去問の解説プラスαとして、予想問題等の解説も挿入されるので、情報量も膨大になるのです。

それではまた「テキストと過去問集の扱い方」に戻ってみましょう。宅建の出題の7~8割が過去問から作られているということは、過去問をパーフェクトに消化できれば、7割の得点、つまり合格ラインを超えることはできるということです。


とはいっても宅建の知識ゼロの方が、いきなり過去問を解こうとしても正解はできません。当たり前ですが予備知識が何もないからです。
やはりテキスト読みから始めることが必要です。その時に大切なことは、テキストの理解は20~30%くらいの理解でかまわない、と腹をくくってしまうことです。

全てを覚えようとせず、理解できない部分は飛ばして、どんどん先に進んでください。

たとえば宅建の学習期間を6か月と設定したなら、最初に1か月くらいで、どんどん読み飛ばしてテキストを2~3回転させます。乱暴かもしれませんが、予備知識の習得は、それで良しとしてしまいましょう。


その後は、過去問一辺倒(ラスト1か月の総まとめは除いて)、過去問で問われている論点を意識しながら、問題を解くようにします。“論点”を押さえることが大事です。問題の論点さえ押さえられていれば、4肢択一式ですので、類推から正解を導き出せることも少なくありません。その際基本テキストは、あくまで過去問を解くための補助資料として使うようにします。


自分のことを振り返ってみても、過去問費やした時間が80%以上です。試験まで過去問以上にまで知識を高めることはできませんでしたが、それで合格できました。
繰り返しますが、過去問知識を押さえることが最重要ポイントであり、それが必要十分な知識と言う事だと思っています。


⇒何故、知識がない方が短期間で宅建に合格できるのですか?

「宅建は独学でも合格できますか?」という議論は、ここではやめます。
実際の話、資格の専門学校等に通わなくも、
市販のテキストを使った独学で合格している先輩たちは少なからずいらっしゃいます。


「独学」は、「通学」や「通信講座」を利用するよりも
受かりにくいというだけのことで、決して独学では合格が不可能というわけではありません。

お金とか時間の問題とかは関係なくて、
純粋に独学でトライして合格したいという人もいるでしょう。

ここではそんなみなさん向けて、2~3のアドバイスをしたいと思います。

教材選び

もちろん実のある学習の継続あっての話ですが、
独学での勝敗を分ける最大のポイントは、教材選びにあると言ってよいでしょう。

講師は教えてくれない、誰にも質問できない学習環境での頼みの綱は、優れた教材に尽きます!

これはあくまで私の独断ですが、私の一押しは、 ダイエックスシリーズです!

過去問     『2009年度版 ゴク楽宅建 過去問』 2,940円(本体価格+税)
テキスト     『2009年度版 誰でもできる! ゴク楽宅建』 2,940円(本体価格+税)
予想問題集  『2009年度版 宅建直前予想模試』1,470円(本体価格+税)

この過去問とテキストはかなり厚手ですから持ち運びは大変です。
でも、情報量の充実度はトップクラスだと思います。

特に肝心な「過去問」については、過去20年間の問題から重要問題のみが厳選されています。


「分厚いテキストに挫折をしたことはありませんか?」

独学合格を目指す人が、間違ってもそんな甘っちょろいキャッチコピーに負けてはいけませんよ! 繰り返しますが、独学者には誰も教えてくれる人はいないのです。

そしてダイエックスの教材は、どのような国家試験でも、
必要な情報のみを最大限に網羅することを目指しています。

まずは必要なモノを手元にすべて揃えてしまうことです。
そして、独学に必要な教材は、おそらくこの3冊で充分でしょう。


勉強法

(1)問題集をひと通り読む!
「えっ!?解くんじゃなくて読む!?あなたまちがってません?」

まちがってませ~~~ん!!!読むのです。
どんな問題が出題されているのか、例年の出題傾向を読むのです。

だって宅建の予備知識がまだひとつもないのに、
いきなり問題を解けるわけなんかないですよね。

ここが、教科書やテキスト重視の大学受験と、
宅建の勉強法が180度ことなっているところなんです。


宅建の主要科目は、「権利関係」と「宅建業法」と「法令上の制限」の3つです。

この3つはどのような内容のことで、その出題はどのようなパターンで行われるのかを読みます。

あまりに流し読みではいけません。かといって精読する必要もないです。

1回読んだだけでは、おそらく記憶にはほとんど残らないでしょう。

2回目にそのページを開いた時に、「確かに読んだことがある」くらいに記憶に定着していれば上出来です。

(2)問題集を解きながらテキストを読む
大学受験の勉強と比べてみると、このやり方もかなり荒っぽく思えるでしょう。
でもその方がずっと効果的なんです。
問題解きから入ると「解らない!」という焦りの注意力が湧いてきます。その注意力をテキストに向けるのです。勉強で大切なのは、用語や要点を記憶に残すことです。そのためには注意力を最高度に働かせて勉強することが効果的なのです。 テキストを1ページ目からめくって、きれいにマーカーなんか引いているより、このやり方の方がずっと記憶に定着します。

つまりこのプロセスでは、問題を解けること狙いではなく、
問題集を使って(→テキスト)基礎知識を固めていくことが狙いです。

その時に最低限のこととして、参照したテキストのページを問題集に書き込んでおきましょう。 もちろん問題集への要点事項の書き込みは大いに結構です。


独学での学習の王道は、「過去問」←→「テキスト」、この往復に尽きます。
補足ですが、教材は必要以上に揃えないことです。
過去問も、テキストも、内容の充実した1冊だけに絞ってください。

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