宅建の仕事の魅力

宅建の受験者がたまに口にする話題に、「資格手当」があります。

資格手当の制度を採用している企業は、業種を問わず日本全国に無数にありますね。
早い話、特定の資格を持っている場合は、その事実だけで一定の金額を定期的に与えられるのです。通常は、月に数千円から数万円程度の金額が給与等とは別に付与されることがほとんどでしょう。

そして宅建資格も、この資格手当医制度の対象に選ばれることがよくあります。いくらくらいもらえるかは、会社によって変わってしまうのですが、それでも「月に2万円」という体系を導入している不動産企業があちこちにあることは事実です。

これはけっこうな魅力でしょう。実際に、不動産企業にすでに就職している人たちが宅建を受けることがありますが、この資格手当につられているケースはよくあります。

月に2万円ということは、1年で24万円になりますね。これは、特にまだ20代といった若い世代の社員にとっては、大いに魅力的に映るでしょう。
また、社員に宅建を受けることを奨励している企業であれば、合格した暁に特別なお祝い金を支給する制度を採用していることがあります。これは数万円程度で、しかも一過性で終わるものにすぎませんが、これも社員の合格意欲を大いに刺激することがある模様です。

宅建試験に晴れて合格して、登録まで完了した人たちは、宅建資格が重要視される業界に進んでいくことがほとんどでしょう。

ではそれらの、宅建受験の成功者たちの年収はどれくらいの金額に達しているのでしょうか。

不動産業界は建設業界、建築業界や金融業界と、宅建合格者の進路は少しずつ異なります。それらの業界の特徴に影響されますし、就職した企業の給与体系にも影響されます。
基本的には普通のサラリーマン(またはOL)ですから、給与体系も年収の額もそんな派手なものではありません。宅建は一攫千金を夢見るための資格ではなく、安定した就職や社内での評価向上のために盛んに利用されている資格ですね。

年収の具体的な額は試験合格後(または入社後)数年で400~600万円、10年かそれ以上過ぎると700~800万円に行く人が増えていくといったところでしょうか。社内で順調に実績を出して、昇進していけば自然と年収も増幅することになります。中間管理職より上の地位に行ければ、1000万円を超える人も当然出てくるわけですね。

ちなみに、不動産業界については宅建の有資格者に物件の販売を担当させることが普通ですね。いわゆる営業畑といったことになります。このタイプの仕事をする場合、歩合給制度のもとで働くチャンスもあります。

歩合給といっても完全な歩合制度ではなく、きちんとした基本給が用意されていてそれにプラスして、販売実績等の歩合が加算されていくものだと思ってかまいません。
このような働き方であれば、順調に売り上げを増やせば若くても驚くほどの年収をたたき出すことも夢ではありません。

宅建で手に入るメリットといえば、何と言っても就職や昇進のチャンスでしょう。
不動産の売買が発生する事業を行う限り、宅建保持者の確保は企業にとって常に心がけていないといけない命題ですから。

ところで宅建の志望者は、就職活動上のメリットについ目がいきがちですね。
昇進のチャンスといった、合格後・就職成功後のメリットについてはそれほど深く考えないかもしれません。

もっとも「どれくらい昇進できるのか?」この点はなかなか確認がしづらいですね。確かめたいと思ってもそう簡単には把握できません。
その代わりに「資格手当」にスポットライトを当ててみたいと思います。

宅建の資格手当を明記している会社は珍しくありません。まだ受験を目指している段階で、実際の不動産会社の求人票を眺めるのも早すぎますが、自分が住んでいるエリアの不動産会社が、宅建資格者にどれくらいの待遇を準備しているのか、探りを入れてみるのも悪いものではありません。ハローワークでもいいですし、一般的な求人媒体でもかまいませんが、相場を探ってみると、いろいろなことがわかる可能性があるためおすすめです。

全国的な手当の相場はなかなか計算しにくいのですが、15000~30000円というデータが存在します。高いところであれば、50000円くらい出すところも見つけることができます(もちろん中途入社の場合です。何歳になっていても、どんな応募者であっても、合格すればその金額を受け取れるということですね)。
年間でいくらくらいになるのか、計算してみるとけっこうな額になることはいうまでもありません。

とはいえ、まったく手当を上乗せしてくれない企業があることは間違いありませんが。宅建資格を持っていない社員に、宅建を取得するように促した場合でも、ささいなお祝いをして済ませてしまうケースも珍しいものではありません。
このあたりは気になるなら、応募の段階で質問したほうがいいかもしれません。

宅建の資格が「法律系国家資格の登竜門」と言われるのも、
実は宅建が将来の道筋をつけやすい資格だからです。だから不動産業以外の人も、大勢受験をしているのです。

宅建→行政書士
宅建→司法書士
宅建→マンション管理士
宅建→不動産鑑定士
宅建とファイナンシャルプランナーのダブルライセンス
税理士と宅建のダブルライセンス…。


上記は極々オーソドックな組み合わせです。組み合わせはもっとたくさんあります。

宅建の試験に合格することを足がかりに、特に法令の知識が必要とされる分野に活動を広げている実務家は無数にいます。
ここでは宅建と他の国家資格の組み合わせで、どのよう仕事の奥行が広がるのか、代表的なダブルライセンスを紹介してみます。


●マンション管理士とのダブルライセンスで、建物の保全と取引きを担えます。
日本の住宅事情のことを考えますと、今後マンション管理士の需要が急増することははっきりしています。いまは10人に1人がマンションで暮らす時代であり、その多くのマンションが老朽化しつつあるからです。
マンション管理士は、マンション管理組合の運営への助言を通じて、管理規約の見直しや、修繕・改修等の提案を行う専門家です。居住者の総意をまとめ、住みよいマンションを維持していくためのコンサルタントがマンション管理士なのです。
宅建の資格(知識)があると、マンション管理士の試験対策の負担は大きく減らすことができます。また実務の面でも、宅建の取得者はマンション取得者の方から寄せられる、賃貸・売買の相談に応えることができます。建物の保全と取引き、その両方をカバーできるダブルライセンスです。


●民法科目が共通するのは行政書士
宅建→行政書士の順でダブルライセンスを目指す方が多い理由のひとつは、試験科目に民法が被っているからです。試験の設問は行政書士の方がかなり難しくはなっていますが、宅建の学習で基礎をつくっておくと、民法の理解もずっと早く進むのはまちがいありません。
また行政書士として開業した場合に、需要が特に多い仕事は、土地関連や建設業、自動車分野などです。土地関連の書類の手続き(行政書士の業務)に、宅建の知識が大きく役立つことは申し上げるまでもないかと思います。


キャリアの階段も、一段々々上るしかありません。
私はいま、「マンション管理士」という国家資格の勉強をしています。
私自身が家族とマンション暮らしということもあり、気がかりなことが多いのです。

息子は就職もあり、卒業したら我が家を出ていくつもりでいるようですが、
妻と私は、いまのマンションにずっと暮らし続けることになります。

生涯暮らす我が家がこの先老朽化していくことを思いますと、
管理組合のことは他人事ではありません。

マンション管理士に合格するのはずっと先でいいですし、
もしくは合格できなくても構わないと思っています。

ただ集合住宅で暮らす上で、みんなが守らなければいけない法律のことや、
建物のことについて、もっとよく知りたいのです。


マンション管理士は難易度の高い試験ですが、
宅地建物取引主任者(宅建)の試験と、重複している内容がかなりあります。

宅建の勉強をしていた頃は、いまのようなことは考えていませんでしたが、
物事というのは、何かを知り視界が広がることで、一つずつその先へ続いていくもののようです。

手前味噌ですが、純粋に自己研摩のつもりで始めた宅建の勉強が、仕事ではなくてもしっかり役立っているように思うのです。

宅建の資格はよく、他の法律科目の登竜門と言われています。

宅建の知識がベースにあると、上位資格への視界が開けてくるということです。

どんな資格が先へつながっていくかといえば、行政書士、司法書士、不動産鑑定士、マンション管理士などです。これらの資格は、独立開業の夢も大きく後押ししてくれます。宅建からのステップアップの一例に行政書士を挙げてみましょう。


行政書士は官公庁などに届け出が必要な書類手続きの専門家です。

行政書士の試験科目のひとつに民法がありますが、この民法は宅建でも勉強します。

宅建の学習で広く浅く勉強した内容を、行政書士の勉強では深堀していくことになります。

司法書士やマンション管理士の試験勉強にも同じことが言えます。


また上位資格ということではないですが、宅建の資格者のなかには、その後にファイナンシャル・プランナー(FP)の資格を取る人も多いようですね。

なぜかと言いますと、人が生きていく上では、「お金」と「不動産」のことは必ずついて回るからです。部屋を借りて住み続けるにしても、やはり不動産の問題とは向き合わなければ人は生きられません。だからこの2つのことについては、世の中仕事のニーズが多いのです。そしてこの2つの資格を持っている人には、やれることの幅が大きく広がっていきます。

いまはまだ、そんな働き方をしている将来の自分は想像できないかもしれません。そうはならないかもしれませんし、そうなるかもしれません。先のことは誰にもわかりません。


しかし、自動車を運転する気がなくても、一応は取っておいた普通免許が、ある日突然役立つということもあります。

ぴったりした喩えにはなっていないかもしれませんが、宅建を取っておくことには、そんな実利的なプラスもあるように思います。

このページでは「宅建取ろうかな?どうしようかな?」と迷っている学生さんに向けお話をしていきたいと思いますので、社会人の方は読み飛ばしてください。(あっ!?ダブルライセンスのこととか考えてる、若い会社員さんには少しは役立つかも… ̄. ̄*)


このページでお伝えしたいのは、「宅地建物取引主任者」資格は、
なにも不動産業者や建築関係の仕事をしている人だけに役立つのではないということです。


宅建資格の活かせる仕事を、思い浮かぶままざっと挙げてみますと・・・

不動産管理会社、プロパティーマネジメント会社、銀行、保険会社、
不動産ファンド会社、企業の総務部門、
それからFP(ファイナンシャル・プランナー)として独立開業を目指す時にも、
宅建の資格はすっごく役立ちます!


ウォォォォォォォォ~!「宅建持ってると一気に世界が広がりそう!」

そんな気がしませんか!?

ホントのところ、その通りなのです。

「資格マニアになってどうすんの!?」なんて言ってる、
偏屈さんの意見は無視しちゃってください。


特に「ファイナンシャル・プランナー」と「宅建」の
ダブルセンスなどを持っている人は強いです!



その理由は、宅建主任者は不動産、つまり財産の売買を扱える独占資格だからです。


ここでも景気との関連での話になってしまいますが、
株価が上昇の傾向ある時には、不動産を金融商品ととらえて、
投資により不動産を運用するのはもう当たり前の話になっています。

いわゆる不動産証券化ビジネスです。

「あなた、リーマンショックの理由をホントに分ってる!?」
なんてお叱りの声も聞こえてきそうですが…。

でも、まっとうな「不動産ファンド」は、
私はこれからの日本にこそ必要なビジネスだと思っています。

特に地方の都市を活性化するには、
日本製の誠実な不動産ファンドはゼッタイに必要です!!!(話がくどくなりますのでこのへんでやめますけど、それが私の持論です)。


それから少子高齢化の社会がまだまだ続くことなどを考えますと、
「自宅のマンションを処分して、二人で老人ホームに移り住みたい」

そのような老夫婦の切実なご要望もきっとふえてくるでしょう。

そしてそのようなニーズに応えられるのは、
金融と不動産の専門知識(資格)を両方持っている人なのです。

ワンルームマンションを借りる学生さんに「重要事項の説明」をすることだけが、
宅建資格を持っている人の仕事ではありません。


人は誰も、お金のことこと、不動産のことから離れて生活することはできません。
快適に暮らすためにも仕事をするためにも(勤務先のオフィスなど)、不動産は欠かせません。


もちろん生活していくためには、水も電気もガスも必要ではありますが、
「お金」と「不動産」の問題を解決できるスペシャリストになると、
かなり広い範囲で人の役に立てるよう、仕事の幅が広がっていくのが本当です。


このことは金融機関などの企業に社員として勤務する場合も、
独立開業者として歩む場合も、まったく同じことが当てはまります。

そのよう金融・不動産のプロとして活躍できるようになるためには、
もちろん社会に出て経験をたくさん積む必要があります。

そして宅建などの資格を持っている人には、
そうした経験を積むチャンスも早くめぐってくることでしょう。

地味なトーンの書き出しになりますが、「仕事を楽しむ」ことがむずかしい時代になってきている気がします。
「楽しむ」というのは、もちろん仕事を面白おかしくやるということではありません。 仕事を一生懸命にやって、その結果として達成感を感じることが楽しむことだと思います。

それがなぜむずかしくなってきているかと言いますと…。
社会人の方にはこの話は蛇足かもしれませんが、景気の低迷が続いていて、いくら頑張っても、なかなか成果が出しにくい世の中になってきているからです。
リーマンショック以前のように、それでもなんとかまだ市場が安定して頃と比べると、このことははっきりしていると思います。

不動産業界で、新築マンションの販売や、中古物件の売買仲介を行っている人にとって、かつて大きな達成感になっていたのは「売上目標」を達成することだったでしょう。
「年間18棟を販売する!」、または「月間450万円の粗利益を出す!」。
販売会社の営業スタッフには、そんなふうに上司との了解のもとで決めた目標数字を達成することが、達成感であり、「仕事を楽しむ」ことだったと思うのです。 目標が高ければ高いほど、優秀な人は気持を奮い立たせることができたのではないでしょうか。

しかし長引く不況により、いくら能力の高い営業社員でも、おいそれとは成果を出せない時代になりつつあります(早く景気が回復することを願ってはいますが…(;^_^A)。

では景気が回復するまでは、販売社員は仕事を楽しめないのでしょうか? 私は、そんなことはないと思っています。仕事はどんな状況でも楽しめるはずです! ただそのためには、仕事に対する考え方をちょっとだけシフトさせる必要があるかもしれません。

どうすればいいでしょうか? 仕事の達成感を、「売上目標の達成」や見返りの「報酬」だけに置くのではなく、「仕事の質」にも置くのです。
「そんなことキミに言われなくたって分っていますよ!!!(  ̄っ ̄) ムゥ」 って、本当にそうでしょうか?

販売業種の場合、仕事の質を上げるといえば、これはもう「顧客を大切にする」ことに尽きるわけですが、パーフェクトにそれができていたとホントに胸を張って言えますか? ついつい目標数字が意識の先に立ってしまい、お客様の意向を100%汲み取ることができなかった場面もあったのではないでしょうか?

不景気で成果の出しにくい今だからこそ、この”顧客重視”に徹底してこだわってみてほしいのです。 「宅建主任者」の資格を取ることは、あなたの”顧客重視”の意識をこれまで以上に育てる上で、おおいに役立つと思います。

不動産売買締結における「重要事項の説明」は、宅建の資格を持っている人の独占業務であることは言うまでもありません。 私はこのことを、
「宅建の資格を持っていない人より、有利に仕事ができる」、という意識から一歩進んで、
「宅建の資格を持っていない人より、一層お客様の立場で仕事ができる」と考えてほしいのです。

独占業務として重要事項の説明を行うことには、それまで単に販売を行っていた時には感じることのなかった責任感が伴います。 一般個人の売主と買主の間に入る「中古物件の売買仲介」では、特にそのことをつよく感じるのではないでしょうか。
物件の周辺地域の情報調査や、外壁の状態や水道の調子を調べるそんな地味な作業が、 これまでも当たり前にきちんとやってきたと思っていた作業に対する見方が、 責任が重くなることで多少なりとも変わってくると思うのです。

なんだかすごく地味な話をしていますが、
「お客様を大切にする」、「仕事を楽しむ」、「仕事で実力をつける」…。
そういうことは全部つながっていると私は思っています。

きびしいお話しですが、サバイバルを賭けた戦いはまだまだ続きそうですよね。 そして生き残るためには「お客様をもっと大切にする」ことが最も大切でしょう。

不動産業界で働いている方にはこれも蛇足になりますが、宅建資格を取るってそう簡単ではないですよね。だからこそ、不況の今こそ資格にトライをするチャンスだと思うのです。
このことは、数年先に不動産業界で働きたいと思っている学生さんにとってはなおさらのことです。

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