テキスト・教材

宅建の問題集は、基本的に「過去問題集」が中心になります。
つまり、実際に宅建試験で出された問題たちですね。

これらを解く際に注意したほうがいいポイントを、この場でまとめたいと思います。

数年分の過去問を解く

これは大事ですね。数年分やりまくることでどの科目でどんな問題が出るのか、特徴を知ることができます。
良心的な過去問であれば、ある程度の年数の問題が収録されているはずですが、どんなに少なくても3年は必須でしょう。5年はやりたいところです。用意されているならもちろん10年分くらい解いたほうがよいでしょう。

もちろん年数が古いと、あまり参考にならなくなることは否めません。それに法令が毎年少しずつ変わっていますから、10年も前の問題の場合は、現在の参考にならないということもじゅうぶんに考えられます。そのあたりは頭にしかと入れておいた上で、やりまくることが大事でしょう。

何回も過去問を解く

これも大事でしょう。テキストにしても過去問にしても、まともな教材を買い揃えていれば、けっこうな分量があるはずです。宅建の勉強時間といえば数ヶ月しかないのが常識ですが、その数ヶ月をたっぷりと勉強に使えば、過去問全範囲を数回やる時間は出てくると思います。

過去問の解き方、解いていく順番にたまに変化をつける

たとえば、同じ法令科目ごとに数年分解いてみるというやり方もできますし、オーソドックスに1年分の試験問題をまとめて解いていく練習も大事でしょう。
前者のやり方は、各科目の特徴を分析したいときに有効ですし、後者のやり方は、宅建試験日を備えた予行演習をしたいときに有効です。

宅建は上等の教材と遭遇できるかできないかで、合格不合格が大きく分かれてしまう資格でしょう。どの教材についても手落ちのないチョイスをしたいところです。

※宅建の教材の範囲は、テキストと過去問、また余裕があれば予想問題集も使えます。
教材の媒体は、紙媒体とメディア教材の双方で攻めていくのが妥当ですね。
紙で印刷されたものと、映像(DVD等)と音声(CD等)、さらにメディア教材については再生環境が多様化されているといっそうよくなります、DVD・CDの各プレイヤーのほかにノートPC・タブレット・スマートフォンですね。

ここまでそろっていれば、特にその他の教材等は必要ではありません。Webサイトやメールマガジン等を用いた、情報を補足するサービスがあれば鬼に金棒といった感じでしょうか。

意外な反応をされることがありますが、六法全書は宅建試験では今、必須ではありません
その理由は? 必要な範囲に上手に絞られたテキストであれば、その内容だけでじゅうぶんにカバーできるからです。

六法は、確かに法令の原文から読んで理解したいときは重宝する教材です。しかしひと昔前はともかく、昨今では上述したように優れたテキストが出ているため、必須とはいえなくなりました。

勉強時間によほど余裕があるなら、六法を多少使って深い理解を狙っても構いませんが、限られた時間だけで受かりたい受験者には、あまり重要度が高い教材ではないのです(それでも六法を使いたい場合は、宅建用の小型の六法を購入してもよいかもしれませんが)。

もっとも、時間やコストをむだにしたくないならそこまでする理由はありません。もっとほかのことに時間とコストを注ぎ込んだほうがよいでしょう。たとえば、試験日が迫ってきたら、模試を受けに行く費用にしたり、あるいは苦手科目をカバーするための単発口座に申し込んだり……といった内容ですね。

最後に、私が宅建の勉強をしていた約半年間のことを振り返りながら、勉強時間や学習計画のことをお話ししたいと思います。
宅建に合格するために必要な勉強時間はその方によるとは思いますが、ネットの合格体験記をたくさん読んでみて、信頼していい数字は200~300時間だと思いました。
正直なところ最初は、「200時間だと足りないかな、300時間やるのはきついかな」くらいの気持ちでした。ですから、200時間は最低やるとして、プラスできるかぎり勉強しようという気持ちでいました。

勉強は4月の終わり頃から始めています。
やはり勉強より仕事優先ですので、堅苦しく学習計画を立てても私には守れないと思っていました。

10月の試験日まで半年の時間があれば、1日2時間の勉強で、土日は何もしなくても200時間以上は勉強できる。
そんな計算をして、非常にラフな計画でスタートしています。

最初はDVDの講義を見ながら基本テキストを勉強しました。
ざっくりとした予備知識を頭に入れる時期をなるべく早く済ませるために、聞いていてわからないところがあってもDVDは止めませんでした。ただ基本テキストの方は、机に向かう時間以外にも、ベッドの中や電車の中などで隙間時間を活かして読むようにしていたと思います。初期の学習は予備知識のためにDVDを2回転です。

その後の過去問演習ですが、こちらも初回は、DVDを観ながら解きました。
ただDVD+過去問の初回勉強は非常に念入りに行っています。

講師の解説をもとに出題の“論点”を考えるようにして、解らないところ・気づいたところを、基本テキストの解説ページに、書き込んでいきました(過去問は繰り返し使います。何か記しをして答えが解ったのでは意味がないので、一切書き込みはしません)。

過去問3回転目からは、もうただただ過去問とにらめっこです。私が使った通信講座(フォーサイト)の教材には、過去問解説のCDもあり、これが隙間時間の活用に大きく役立ったと思います。講師の講義を聞きながら、設問の4肢の文書を記憶に蘇らすなどの学習が効果的です。

ところでこんなことは書かない方がいいのかもしれませんが、私の場合、勉強に本気になったのは8月のお盆明けからでした。
5・6・7月については、正直なところ平日でも勉強しなかった日があります。
ただ、ゆっくりしたペースではあっても早めに勉強に取り掛かっていたおかげで、8月には宅建の試験の全体像が見えてみました。

試験まであと2か月近くのプレッシャーもあり、それまで勉強してきたことを整理して、正確に頭に詰め込み始めたのが8月後半からなのです。
この時期からは休みの日も勉強しています。

過去問を解いていて大体は40点以上を取るようになっていましたが、それでも絶対の自信というわけにはいきません。結果的には、合格できるかどうかの不安を抱えながら、試験前日まで頑張れたことが良かったように思います。
わかりやすいテキストと、DV・DCDに出会えてよかったと思っています。

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私が、現在の仕事とまったく縁のない宅建を目指した動機は、純粋に何かに集中して勉強したかったからです。
カッコよく言えば「自己研鑽」です。
いまの若者世代のみなさんですと“自分磨き”という言葉になるのかもしれません。

“自分磨き”と聞きますと、私などはちょっと軽いノリを感じてしまいます。

女性の方には失礼かもしれませんが、なにか結婚前にすぐにできるお稽古ごとをたくさん経験しておくのが自分磨き、そんな印象があったりするのです。
でも最近は、ヘアーメイクやファッションコーディネートを習いにいく男性も少なくないそうですね。『外側だけきれいにして、本当に自分磨きになるの!?』と、感じてしまうのはオジサンの余計なお世話かもしれませんね。

宅地建物取引主任者(宅建)の資格を目指す人の約半分は、不動産や金融業とは関係のない仕事をしている人たちです。

調べてみましたら、不動産業の方が30%くらい、金融業と建築業の方が大体10%ずつ。残りの50%は、私のようにその他の業種の人や、学生や主婦のみなさんということになるようです。
『仕事に必要でもないのになぜ!?』と思われる方もいらっしゃるでしょうが、そこがやはり、純粋に自己研摩、自分磨きということなのだと思うのです。

一見、いまの仕事には必要でないものに夢中になってみることはとてもいいことだと思います。
読書などもそうですよね。営業の仕事をしている人がセールスには関係のない社会福祉の分野を読み漁ってみて、何か新しい視野が開けるとか、一見回り道に思えることが振り返って実になっていることが、みなさんにもおありだと思います。

さらに資格の取得ということになりますと、はっきりと成果を確認することもできます。『国家資格に合格した』という成果です。
成果・成果と言われると耳が痛いですか?いまの会社はどこも成果主義ですからね。「結果を出せ、目標必成」と上司の方に言われて続けているでしょうから。
しかし、いまの仕事には直結しそうもない資格を、自分から目指して、それに合格(成果)した時の気持ちには、やらされ感もありません。宅建に合格した時には、純粋に喜びを感じられる成果が、そこにはあるのです。

それまであまり考えることのなかった法律科目の知識が身に付くことで、ものの見方も変わってきます。不動産業とは関係のない会社さんでも、宅建や簿記の資格取得を薦めているところは多いようです。そんな会社さんの思惑は、社員さんの価値観を広げることにあるように、私は思っています。

宅建の試験には2回目で合格しています。
1年目は、春に市販のテキストを買い、サイト上から問題集を入手して、独学で勉強をスタートさせ10月の本試験に挑戦しました。

「なんとかなりそうだ・・、やっぱりダメか・・、運がよければ・・」等々を考えながら当日試験に臨みましたが、見事に29点で自分の考えの甘さを反省させられました。
勉強期間は十分あったのに、敵は想像以上に手強かったと、この時に知りました。

翌年は運も味方し合格できましたが、どこがその前の年の勉強法とちがったのかをふまえて、以下のアドバイスをします。

勉強にはリードしてくれる指南役が必要

「宅建は独学でも合格できる」とサイト上ではいろいろ書かれていますが、現実はそう簡単にはいきません、少なくとも私はそうでした。
市販の教材だけでの独学では、どんなペースで何をやれば良いのかが分からず、時間だけを浪費してしまうのです。

高校→大学受験のことなどを考えてもそうです。
「大学には、独学で勉強して合格しました」という人はたくさんいますけど、実はその人たち独学ではないですよね。
だって高校の教室で、一度は先生の指導を受けているわけですから。

進学指導というわけではないにしても、「ここは出やすい」とか「ここは勉強する必要ない」とか、「ここはこうすると覚えやすい」とか、みなさんも教室でいろいろ教わったことがあるはずです。
どうでしょう。高校の時に「政治経済」の教科書だけ渡されて、参考書も使っていいから、独学で勉強しなさいといわれたとしたら。さぼらず自習を続けたとしても、やはりたくさん時間をムダにすると思うのです。

市販の教材は情報量が多過ぎます。

このことには2年目になって通信講座で勉強するようになって気づきました。
市販のテキストには合格には必要のない内容が、ご丁寧にもたくさん盛り込まれているのです。

私のような年代になりますと、教科書が厚いと最初は得した気分や安心感があります。
『これを全部覚えることができれば、知識も豊富になって力がつくし、試験にも合格できるだろう』と、最初は思ってしまうのです、だけど憶えられないわけです。
市販のテキストは情報量が多すぎて、しかも整理も十分ではないので頭に入りづらいのです。

通信講座等の教材と比べてみると(勉強した上で比べてみないと、本当に比べることはできないのですが)、そのことがよくわかります。
私自身のことを振り返って、独学だけはお薦めすることができません。

みなさんは、これまでほかの「宅建合格サイト」もご覧になったことでしょう。
それで宅建の勉強の仕方のページには、必ずと言っていいほど「過去問!過去問!」っていう、アドバイスがありませんでしたか?


私も、勉強法の解説に入る前に、この「過去問」の位置づけをお話ししたいと思います。
というのも、初めて資格取得を目指すみなさんには、「ホントに問題集が中心の学習で大丈夫なの?」という疑問がわいてきて当然だと思うからです。

はっきり申し上げておきましょう。
大学受験の勉強と資格試験の勉強では、受かる学習の仕方のプロセスがまるで違うのです!


大学受験の時に使った教材を思い出してください。
それは高校の授業で使う教科書とその参考書、それから問題集(赤本など含む)。

予備校に通っていた人は、それらの教材も使っていたでしょう。
いずれにしても学習を進める中心にあったのは、いつも「教科書」や「参考書」だったはずです。

私たちはみんな、「基礎固めをしないと、大学入試の問題は解けない!」と教わってきたはずです。
そして基礎をしっかり身につけるために、教科書や参考書(総称してテキスト)が必要でした。
しかし宅建などの資格取得はちがいます。

宅建等のテキストはすべて、これまで出題された本試験の問題をもとに、出題の傾向を予測しながら編集されているのです。
これは大学受験に戻ってみると、大学受験の試験をもとに、高校で使う教科書が作られているということです。
または、○○大学の赤本(過去問)をもとに参考書が作られている、みたいな世界です。

高校→大学受験の勉強では、そんなことあり得るはずがないですよね。
問題が先にあって、問題をもとに教科書が作られているなんてあり得ません!
しかし、資格取得の世界では、このようなやり方が一般的です。
ですから、高校・大学受験を経験している人は、その頃の学習習慣が抜けきらなくて、資格取得を目指す時も、テキスト重視の学習が大事だと思ってしまうのです。


これから宅建の資格を目指す人は、ここで頭を切りかえてください!
いまは、高校で世界史を勉強するように、「知らない世界を知るための勉強が大切なのではない」。いまは、「試験に合格するための勉強が大切なのだ」、というようにです。
「試験に合格」するために大切な学習法は、本試験に出題される問題が解けるようになることです。
となりますと、いちばん大切な教材はやはり、「過去問題集」ということになります。
そして「テキスト」は、あくまで過去問を解けるようになるための副教材と考えてください。

極端な話ですが、過去問1冊だけがあって、それで常に70%の回答ができる人には、テキストもいらないわけです。
(これはかなり無謀なお話しですが……。

ともかくも、「過去問」中心の学習スタイルを怖がらないことです。
そのことに疑問を持たずに前進できることが、宅建の試験勉強を始める上での大事な心構えです。


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